本田 宗一郎 氏の教え

私が本田技研に入社した前年(1974年)に、本田宗一郎氏は社長を引退し会長に就任された。そして、1991年8月に84歳で亡くなられた。 その翌年、私は本田を辞め転職した。その後、日本を代表する多くの会社と一緒に(或いは相手にして)仕事をする機会があったが、本田技研ほど本音で従業員を大切にしている会社は無かったと思う。 私自身、直接本田さんと会話をする機会は1回しか無かったが、本田さんの多くのエピソードや名言は受け継がれ、また、続々と生まれていた。 機会があればそれを披露したいと思うが、ここでひとつ披露したいのは「やってみなければ解らない」という精神。私自身も人が言うから、教科書に載っているからという理由では、信じることをしない流儀だ。 「誰もやったことのない事をしようとしているのだから、やってみなければ解らない。できるまでやればいい」。そんな教えに従って「町づくり」に挑戦している。

最近出会った本

教育関係のニュースから、橋下武先生に出会い、その後チェーンするように以下の方々に出会った。 灰谷健次郎(教育関連各種) 林竹二(元宮城教育大学学長) 安岡定子(こども論語塾、宮城県在住) 齋藤孝(こども用教本各種) その他、お勧めしたい方々 宮脇昭(日本一多く木を植えた男、震災がれきの利用法について提言) 宮本輝(芥川賞受賞者)

町づくり提案Ⅲ

蔵王町は、そのままでもネーチャーランドであるが、プラスアルファの要素を加えれば、もっと多くの人が自然を楽しめる。 GPSで守られたハイキング、渓流釣り。美容・健康のキーワードを入れた水と空気と食べ物。子と親が楽しめるイベント。トライアルコース、マウンテンバイク、少し進んだおしゃれな軽スポーツだ。危険だの我慢だのは要らない。 ところで、美味しいものは特に人を呼べる。蔵王町の美味しいものはだいぶ遅れてしまっている。少しの改善では間に合わない。どこかに有りそうなものでもだめだ。圧倒的に美味しいもの、たのしいもの、喜ばせる心が必要だ。解るかなあ~。

橋本 武 先生への手紙

先生のご本「一生役立つ学ぶ力」を読み、嬉しさのあまりお便りをさしあげました。 定年後に友人たちとNPO法人を立ち上げて、故郷の老人・子供たちの為、そして町づくりに活動しようと考えております。 私はその一環として、子供たちの塾を開きたいと考えておりました。教科書に基づく勉強ではありません。子供たちの「感じる心」「考える力」「表現する力」を教えたいと考えます。 本・音楽や絵画から、好きか嫌いか、何を感じるか、どこに感動したか、話をさせ、他者の話を聞き、さらに意見を交わせるような教室にしたいのです。ディベートの経験、プレゼンテーション力、ものごとを研究する観点・持久力などを学ばせたいのです。なぜなら、私にもそれが足りない知識だったからです。(日本の教育に足りないと思います) 管理者としてヨーロッパに駐在する経験をしました。初めはヨーロッパ人を「おとなげなくて、使いにくい人種だ」と感じておりましたが、「何故、そうすべきか」を具体的に説明できれば日本人より素直に働いてくれる人種であることを、後に知ることになりました。 自分の意志を説明することは、これからのグローバルな時代に当然に必要とされる能力です。 先生の「銀の匙」の教室、大変に参考になりました。ありがとうございました。 7月に百歳になられたとのこと、おめでとうざいます。いつまでも好奇心をお持ちのまま、お元気でお過ごしください。

TVで見た町おこしの事例

このNPOの立ち上げと、町おこし案を考えているといろいろと出会いがあります。この週末もTVで事例紹介をやってました。 佐賀県武雄市は、図書館業務をTUTAYAに委託する、町の産物をFaceBookで通販。いかにも若い市長さん。と言うか、行動派の市長さん、いいですねえ。 島根県(中ノ島)海士町(あまちょう)の、Iターン起業家発掘・支援。こちらは、ベテラン町長さんの様に見えましたが、強いリーダーシップがまだまだ健在。勇気をもらえます。 その他、長野県下條村、長野県飯田市、福島県矢祭町、島根県邑南町、の事例は有名です。いつか訪問して、いろいろ々と質問したいですねえ。

新たな公共「蔵王町協働会」

厚生労働省のHPに2つのキーワードを確認した。「新たな公共」「協働」。 国のHPで「新たな公共」の推進をとなえていることは、公共が白旗を揚げて甘えているような気がするのだが、その必要性を強調する点で我々の意見と共通するのだから、受け入れることにしよう。 「協働(きょうどう)」という単語も新しいものと思っていたが、Wikipediaによれば、1977年アメリカの著書中の単語(造語)Coproductionの和訳とのことだから、新しくはない。その意味は「複数の主体が何らかの目的を共有し、ともに力を合わせて活動すること」とある。 「複数の主体」とは、行政と市民、又は複数の市民(企業)が力を合わせることをいう。 我々の団体名を「蔵王町協働会」とすることが最もその意志を表すものと思えた。 厚生労働省NPO⇒ http://www.mhlw.go.jp/topics/npo/ 内閣府新たな公共⇒ http://www5.cao.go.jp/npc/

日本の柔道

オリンピックでは柔道競技が真っ盛りだ。でも、柔道の国際戦には違和感を感じている。腰を引いて組み合わない、勝てば良いとばかりに有効・効果ポイントの後は時間かせぎに入る。そのうえ誤審が多い。
勝っても負けてもスッキリしない、これは柔道じゃない。(私も一応有段者です) 我々は篠原信一監督が2000年のシドニーオリンピック、大誤審で金メダルを逃した悔しさは今でも忘れてはいないぞ。
でも、今回のオリンピックは少し違う。正副審判を審査するジュリーなる3名がいて、ビデオ等も使って正確な判定をめざしているとのことだ。ジュリーからの審判に対する指導・意義が多すぎるとの声も出ているようだが、改善しようとする動きは歓迎したい。それに実質的に、審判結果が私の感じる(傍から見て納得できる)ものに近づいている様に思う。
ところで、今回の外国人オリンピック選手の中には、「日本の柔道」に憧れる者が多いと聞いた。日本の柔道と競技用の柔道(?)との違いが解ってもらえているのだろうか。昨日の海老沼選手の旗判定がジュリーの助言で正反対に覆ったのには驚いたが、その後の審判委員長の弁が良かった「我々の責任は柔道の精神を守ることにある」。あっぱれ。

三宅選手のお父さん

暑い。夜まで暑い。蔵王町ってこんなに暑かったっけ? 眠れないので、TVを観てたら、まさに女子ウエイトリフティング、三宅宏美選手の場面。私の世代はその後ろに映るお父さん、義行さんをよく知ってるはず。大河原の柴田農林高校出身だしね。66歳なんだ。宏美さんの表彰式ではお父さんのこと(銅メダルリスト)もアナウンスされたとのこと。当時、お父さんは日本中を元気づけてくれたヒーローだったね。お二人ともおめでとうございます。

三宅義信氏は現在も活躍中