日本の柔道

オリンピックでは柔道競技が真っ盛りだ。でも、柔道の国際戦には違和感を感じている。腰を引いて組み合わない、勝てば良いとばかりに有効・効果ポイントの後は時間かせぎに入る。そのうえ誤審が多い。
勝っても負けてもスッキリしない、これは柔道じゃない。(私も一応有段者です) 我々は篠原信一監督が2000年のシドニーオリンピック、大誤審で金メダルを逃した悔しさは今でも忘れてはいないぞ。
でも、今回のオリンピックは少し違う。正副審判を審査するジュリーなる3名がいて、ビデオ等も使って正確な判定をめざしているとのことだ。ジュリーからの審判に対する指導・意義が多すぎるとの声も出ているようだが、改善しようとする動きは歓迎したい。それに実質的に、審判結果が私の感じる(傍から見て納得できる)ものに近づいている様に思う。
ところで、今回の外国人オリンピック選手の中には、「日本の柔道」に憧れる者が多いと聞いた。日本の柔道と競技用の柔道(?)との違いが解ってもらえているのだろうか。昨日の海老沼選手の旗判定がジュリーの助言で正反対に覆ったのには驚いたが、その後の審判委員長の弁が良かった「我々の責任は柔道の精神を守ることにある」。あっぱれ。

コメントは受け付けていません。