NPO法人「大雪りばぁねっと（北海道旭川市）」は事業費7億9000万円を使い切り、137人に給料払えず、との報道があった。 このNPO法人は厚生労働省の緊急雇用創出事業として、岩手県山田町で震災被災者雇用の為の活動をしていたとのことだ。役場とのタイアップで進めており、被災者雇用の拡大て町内最大規模の雇用主だったとのこと。事業内容の詳細が今ひとつ解らないが、町内に銭湯なども経営していたようだ。 今回の報道では、137人に12月の給与合計2700万円が支払われないとのことで、実質破綻したといえる失敗例だ。NPOだからといって経営的に甘くてはいけない。 それにしても事業費（交付金）が8億円弱とはとてつもない額だ。それに137人の給与を単純計算すると一人当たり約20万円だが、これはもうNPOで支給する給与ではない。計画性が無く、場あたり的運営で、国の補助金を湯水のように使いきった不誠実な組織だと言えよう(NPO に対する不信感の植え付けを懸念する)。 せめて、8億円の行き先が一部の関係者のみではなく、被災者の支援になっていれば気もやすまる。 ⇒Yahooの記事 ⇒Googleの記事